陸上に住む全ての生物にとって、
真水の存在しない海上で生活することは、
「砂漠でさまよう」に等しい。
それは乾きつつあるTOKYOも同様である。
近年、下水道整備などの都市の急速な発展によって、都市で消費する水量が不足してきている。この問題は、異常気象や森林破壊だけではなく、関東周辺の水系の絶対的な水量の不足を意味している。
つまり近い将来、関東周辺の水系から増殖する大都市に、これ以上供給を続けるのは物理的に不可能となるであろう。
一方、都市で消費された排水によって、東京湾の持つ自然浄化作用だけでは環境再生は困難になってしまっている。しかし人々は、過密なTOKYOからフロンティアを求め、東京湾にやすらぎの場と新たな都市機能を期待している。「そこで新たな都市の水系と、自然環境の再生を促す生活圏を東京湾上に提案する」
[デザイン・コンセプト] [計画概要] [ヒーリング・コミュニケーション 〜施設概要]
These documets are copyrighted Hideki Kasai, Takayuki Koba, Hiromitsu Miyazawa 1996
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